2024-03-23 思考の薄膜 思考 時折人生や宇宙の真理が分かりかけることがあっても、毎回寸前のところで霧のように消える。 あともうすぐで理解できる、というところまでは比較的簡単にたどり着けるのだけど、自分の思考と本当の理解との間はごく薄い「膜」のようなものでさえぎられていて、その膜はおそろしく柔軟で強度が強い。 私は今のところその膜を抜けて先にたどり着けたことは無い。 おそらく、ブッダや過去の哲学者はその先に達し、それが「悟り」となったのだろう。